よくあるご質問

基礎知識

 ミシンの種類~コンピュータミシン、電子ミシン、電動ミシンの違い~

電動ミシン
動力源を足踏みから電気モーターに切り替えたミシンです。スタート・ストップを手元のボタンで操作するタイプと、フットコントローラーで操作するタイプがあります。縫う速度と貫通力が比例するので、厚地を縫う際は縫い速度を上げて縫う必要があります。ミシンを停止した時の針の停止位置が固定されないので、ストップボタンを押したり、フットコントローラーから足を離したタイミングによって針の停止位置が異なります。
電子ミシン
針の動きが電子回路によって制御されているミシンです。低速で縫っても貫通力が変わらず、スピード調節は無段階でお好みの速さに設定することができます。また、縫い始めは針がゆっくり動き始める機能が付いており、ミシンを停止した時の針の停止位置は上または下で固定されます。
模様縫いの選択はダイヤルで行います。コンピュータミシンに比べると機能が少なくシンプルですが、その分わかりやすく操作が簡単です。
コンピュータミシン
マイクロコンピュータを内蔵していて、針の動きや縫い目のあらさ、糸調子などをコンピュータによって制御しているミシンです。模様選択や設定をボタン操作で行うことができ、機種によっては、自動糸切りやスーパーオート糸通しなど操作性に長けています。また、複雑な模様縫いや文字縫い、刺しゅうができる機種もあります。

 ミシンについての解説

ミシン各部の名称
ミシン各部の名称
  • 面板
    ネジで固定されている機種と、器具なしでも開けることができる機種があります。
  • 天びん
    上糸を引き上げる働きをします。
  • 糸調子調節ダイヤル
    上糸と下糸が引き合う力の強さ「糸調子」を調節するダイヤルです。水平がまのミシンでは上糸だけで調子をとります。
  • 押さえ圧調節ダイヤル
    布を押さえる力の強さ「押さえ圧」を調節するダイヤルです。
  • 糸通しレバー
    針への糸通しをサポートするレバーです。糸通し器は機種によって形状・使い方が異なり、自動で糸を通す機種もあります。
  • はずみ車
    ミシンが動いている時は手前に回転します。 手前に回すことで、針を上げたり下げたり、また1針ずつ縫うことができます。
  • 押さえ上げレバー
    押さえを上げたり下げたりする際に使用します。
ミシン各部の名称
  • ボタンホール切替レバー
    ボタンホールを縫う時、「ボタンホール押さえ」をセットし、ボタンホール切替レバーを下におろすとボタンホールが縫える仕様に切り替わります。
    ※機種によってレバーの色が異なります。
  • 糸通しレバー
    針穴に糸を簡単に通すサポートをするレバーです。
  • 押さえホルダー
    押さえを固定するホルダーで、後ろの黒いレバー(機種によっては赤いボタン)を押すと押さえが外れます。
  • 送り歯
    出来上がった縫い目(布)を送る役割をします。ボタンつけや、フリーモーションキルトなど、送り歯を下げて縫うこともあります。
    ※ミシンの種類によっては送り歯が下がらないタイプもあります。
  • 角板
    下糸を巻いたボビンをセットする場所のフタです。透明なので下糸の残量が分かりやすく便利です。
  • 押さえ
    縫う時布地がバタつかないように押さえて安定させます。縫うものやステッチに合わせて押さえを交換して使います。
  • 針板
    ミシンの針が下りる周辺を覆う金属の板です。針板には布の縫い位置を決めるための便利なガイドがいろいろ表示されているので、それを補助にして真っ直ぐ縫うことができます。
布に適した針と糸の目安を教えてください。
使う布の種類によって、適した針と糸が異なります。適正なものを使わないと、うまく縫うことが出来ません。以下の表を参考に準備してください。
布の種類
うすい布 ローン
ジョーゼット
トリコット等
ポリエステル 90番 9〜11番
またはブルー針
普通の布 シーチング
ジャージー
一般ウール地等
絹糸 50番
綿糸 60番
ポリエステル、ナイロン 50番〜90番
綿糸 50番
11~14番
またはブルー針
厚い布 デニム
ツイード
コート地等
絹糸 50番
綿糸 40~50番
ポリエステル 40~50番
14~16番
ポリエステル 30番
綿糸 30番
16番
ボビンの選び方を教えてください。
職業用ミシン以外の場合
ミシンに付属されているボビン、もしくはお買い上げの販売店で扱っているジャノメのプラスチックボビンがオススメです。
手芸店で扱っているボビンの場合は、直径20mm、高さ11.5mmのプラスチックボビンを使用してください。

プラスチックボビン

※手芸店で扱っているボビンを使う場合は試し縫いをしてから使用してください。

※金属ボビンは使用しないでください。かまにマグネットを使用しているため、糸調子が出ない等、故障の原因になります。

下糸(ボビン)の巻き方を教えてください。

重要ポイント

・糸こまは隙間がないように右奥まで差し込みます。
・糸は両手で持ち、しっかりと糸巻き糸案内に挟みこみます。

下糸(ボビン)のセットの仕方を教えてください。

重要ポイント

・糸の端が後ろから左へ出る向きにボビンをセットします。
・ボビンが回らないように指で押さえ、溝Aにしっかりかけます。
・糸の端を引いたときに、左に回転することを確認します。

垂直がま/水平がまとはなんですか?

かまとは、ボビンに巻いた下糸をセットする場所です。上糸と下糸を絡み合わせる役割をしています。

垂直がま

垂直がま
古くから一般的に使われているかまで、ボビンをボビンケースに入れて使います。ボビンケースで下糸調子を調節することにより、縫うものに合わせてより最適な糸調子に調整することができます。

垂直がま

水平がま
ボビンのみで下糸を簡単にセットすることができ、糸調子は上糸で調節します。現在の家庭用ミシンは水平がまが主流です。フタが透明になっているので、下糸の残量が一目で分かります。ジャノメのミシンはJIS規格の標準ボビンに対応しています。※金属ボビンは使用しないでください

上糸のセットの仕方を教えてください。

重要ポイント

・糸をかける前に…
 - 必ず押さえを上げます。
 - 上下停針ボタンを2回押し、天びんを上げます。

※出荷時は針が下りているため、天びんが隠れています。

※コンピュータミシン以外をお使いの場合は、はずみ車を手前に回し天びんを上げてください。

・糸を各部に確実にかけるために、常に右手で糸こま側の糸を押さえながら、左手で強めに引きながらかけてください。

糸通し器の使い方を教えてください。

重要ポイント

・押さえを下げ、針を一番上に上げます。
・針穴にフックがしっかり入っていることを確認します。

下糸の引き上げ方を教えてください。
糸調子ダイヤルとはなんですか?

布地の厚みの中心で縫い目が形成されるように、上糸の張力を調整するためのダイヤルです。糸の種類や糸色の違いによる糸調子の変化を内蔵ローラーで安定させます。均一な上糸調子が得られるため、糸調子ダイヤルを「オート」や「自動」にセットするだけで、一部の縫い(ダーニングやギャザリング等)を除いて殆どのステッチがキレイに縫えます。

※布・針・糸の種類によっては調整が必要です。

糸調子ダイヤル 糸調子ダイヤル

バランスのとれた糸調子
直線縫いのときは、上糸と下糸が布のほぼ中央で交わります。

直線縫い 表

直線縫い 裏

ジグザグ縫いのときは、布の裏側に上糸が少し出るくらいになります。

ジグザグ縫い 表

ジグザグ縫い 裏

糸調子が整っていない場合
布の表側で下糸がポツポツ出る場合、上糸調子が強過ぎるのでダイヤルの数字を小さくして糸調子を弱くします。

糸調子が整っていない場合 ダイヤルの数字を小さくして糸調子を弱く

布の裏側で上糸がポツポツ出る場合、上糸調子が弱すぎるのでダイヤルの数字を大きくして糸調子を強くします。

糸調子が整っていない場合 ダイヤルの数字を大きくして糸調子を強く

縫い目の「幅(振幅)」と「あらさ」とはなんですか?

縫い目の幅(振幅)
針が左右に動く幅を指します。ミシンの画面に表示されている数字は、直線縫いが設定されているときは針の位置、それ以外のジグザグや模様縫いのときはステッチの幅を意味します。

縫い目の幅(振幅)の調整 縫い目の幅(振幅)の調整

直線縫いの場合

・直線縫いの場合

針を右に動かしたいときは数字を大きく、左に動かしたいときは数字を小さくします。

最大振幅量7mmのミシンの場合
3.5針の位置が真ん中
7.0針の位置が一番右
0.0針の位置が一番左
最大振幅量9mmのミシンの場合
4.5針の位置が真ん中
9.0針の位置が一番右
0.0針の位置が一番左
ジグザグ縫いや模様縫いの場合

・ジグザグ縫いや模様縫いの場合
数字を大きくすると、ステッチの幅が広く、
数字を小さくすると、ステッチの幅が狭くなります。

縫い目あらさ(長さ)
縫い目のあらさは、送り歯が布を送る量で変わります。
数字を大きくすると、送り歯が布を送る量が増えるので縫い目があらく(長く)なり、
数字を小さくすると送り歯が布を送る量が少なくなるので縫い目が細かく(短く)なります。一般的に厚物を縫うときは縫い目をあらく、薄物を縫うときは細かく設定します。

縫い目あらさ(長さ)の調整 縫い目あらさ(長さ)の調整

縫い目あらさ(長さ)の調整

押さえの上げ方/下げ方を教えてください。

押さえ上げレバーを操作して押さえの上げ下げを行います。押さえ上げレバーは横についているタイプと、後ろについているタイプがあります。

横についているタイプ

押さえが上がっている状態
押さえが上がっている状態

押さえが下がっている状態
押さえが下がっている状態

後ろについているタイプ

押さえが上がっている状態
押さえが上がっている状態

押さえが下がっている状態
押さえが下がっている状態

押さえの交換の仕方を教えてください。

重要ポイント

押さえホルダーは黒いレバーがついているタイプと、赤いボタンがついているタイプがあります。

黒いレバーを上から押すと、内部のバネの部品が外れ、押さえが取り付けられなくなります。必ず後ろから手前へ押してください。

押さえ圧とはなんですか?

布を押さえる力の強さを「押さえ圧」といい、多くのミシンは押さえ圧ダイヤルで調節します。一般的に厚物を縫うときは強く押さえ(数字を大きく)、薄物を縫うときは弱く押さえ(数字を小さく)ます。多様な布を縫う場合は、押さえ圧の調節ができるミシンがオススメです。

目安
薄物地:「1」~「3」
普通地:「3」~「6」
厚物地:「5」~「6」

薄物地:「1」~「3」 普通地:「3」~「6」 厚物地:「5」~「6」

押さえ圧が固定式のミシンでも薄地やニット地が縫えるように作られていますが、上手く縫えない場合は以下の方法で対応します。
・生地にあった針や糸を使う
・ゆっくり縫う
・段になっている箇所は手で布送りを補助する
・薄物は細かい縫い目で縫う
・薄い紙を敷いて縫う

送り歯とはなんですか?

縫っている布を送る役割をしています。ボタンつけや、フリーモーションキルトなど、
送り歯を下げて縫うこともあります。

送り歯

※ミシンの種類によっては送り歯が下がらないタイプもあります。

水平送りとはなんですか?

送り歯が水平に動くので、送り歯全体で布をとらえている時間が長く、しっかりと送ることができます。布送りしにくい厚手の布などもスムーズに縫うことができます。

水平送り

7枚歯布送りとはなんですか?

薄物の縫い縮み防止や布端からの縫い始めに効果があるので、縫い目がキレイに仕上がります。

7枚歯

送り歯の上げ方を教えてください。

送り歯ドロップつまみを操作して送り歯の上げ下げを行います。送り歯ドロップつまみは、横にあるタイプとフリーアームにあるタイプがあります。

※送り歯が下げられない機種もあります。

・送り歯ドロップつまみが横にあるタイプ

送り歯ドロップつまみが横にあるタイプ

・送り歯ドロップつまみがフリーアームにあるタイプ

1.フリーアームの背面にあるタイプ

フリーアームの背面にあるタイプ

2.フリーアームの正面にあるタイプ
補助テーブルを左にひいて外すと送り歯ドロップつまみがあります。

フリーアームの正面にあるタイプ フリーアームの正面にあるタイプ

ボタンホールの縫い方を教えてください。

重要ポイント

ボタンホール切り替えレバーを一番下まで下げます。

※ボタンホール切り替えレバーは黒いタイプと白いタイプがあります。

ボタンホール切り替えレバー黒いタイプ フリーアームの正面にあるタイプ

ミシンのお手入れ方法を教えてください。

ミシンのお手入れ方法を動画でわかりやすく説明します。

1.針の交換

重要ポイント

ミシン針は必ず平らな面を向こう側にしてセットします。

針の交換

※先が丸くなった針や曲がった針を使用すると、縫い不良の原因となります。

2.水平がまのお手入れ

3.垂直がまのお手入れ

コードリールの戻し方を教えてください。

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